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4.3 候補手リストの導入

本節からは探索処理の高速化を行います。
まず最初に候補手リストを導入します。
候補手リストとは、空きマスの一覧を双方向リストにしたものです。
双方向リストとは、下図のようにデータと前の要素、次の要素へのポインタを持つデータ構造のことです。

着手リスト
着手リスト

リバーシでは、1度着手したマスには終局まで着手できないため空きマスのみに着手の可能性があります。
そこで最初に空きマスの一覧を双方向リストとして保持しておき、

という処理を行なうようにします。
今まで探索時には全てのマスに対して着手できるかどうかを調べていましたが、候補手リストの導入によって空きマスのみ調べることができます。
これによって調べるマスの数を減らすことができ、高速化につながります。

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